シンガポールのSTEAM教育現状について

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シンガポールってどんな国

シンガポールは、東南アジアに位置する国で、人口は約580万人です。多民族国家であり、華人・マレー人・インド人などが暮らしています。首都はシンガポール市で、経済的にも政治的にも重要な都市です。また、シンガポールは世界でも有数の国際金融センターであり、世界的に有名な観光地としても知られています。政治的には共和制で、公用語は英語、マレー語、中国語、タミル語の4つです。また、国土は非常に小さいため、人口密度が非常に高くなっています。

テクノロジー先進国シンガポール

世界でも最も先進的なテクノロジーを採用した都市の一つとして知られています。政府が積極的にテクノロジーの導入や研究開発に取り組んでおり、高度な情報技術の導入により、市民の暮らしや経済活動をサポートしています。

シンガポールでは、スマートシティ構想を推進しており、街中のインフラや公共施設には最新の技術が導入されています。例えば、交通システムでは、車両の自動運転や車載センサーを活用した渋滞回避システム、公共交通機関のスマートカード決済などが普及しています。また、都市計画においても、エネルギー効率や環境保護を重視した建物の設計や、クリーンエネルギーの導入が進んでいます。

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経済活動だけでなく教育分野にも

教育分野においても、テクノロジーの活用が進んでおり、多くの学校や大学が、オンライン授業やデジタルテキストブックなどを導入しています。また、IT企業の進出が盛んであり、多くの人々がテクノロジー関連の職業に従事しています。シンガポールでは、政府がテクノロジー関連企業に対して税制面での優遇措置を設けるなど、テクノロジー産業の発展に積極的に取り組んでいます。

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シンガポールSTEAM教育の今

シンガポールは、STEM分野における優れた教育環境を整えていることで知られています。以下に、シンガポールでのSTEAM教育の具体例をいくつか紹介します。

  • Code in the Community シンガポールでは、公益財団法人であるスマート国民財団が主催する「Code in the Community」というプログラムが行われています。このプログラムでは、7歳から12歳の児童を対象に、プログラミングやコンピューターサイエンスに関する基礎的なスキルを身につけることができます。

  • School of Science and Technology, Singapore(SST) SSTは、シンガポールにあるSTEMに特化した中高一貫校です。SSTでは、STEM分野に特化したカリキュラムを提供するだけでなく、プロジェクトベースの学習や、実験やフィールドワークを通じて実践的なスキルを身につけることができます。

  • Science Centre Singapore Science Centre Singaporeは、シンガポールの科学技術博物館です。ここでは、科学技術や自然について、さまざまな展示や実験を通じて学ぶことができます。また、定期的に開催されるワークショップやイベントでは、STEMに関する知識やスキルを深めることができます。

  • Infocomm Media Development Authority(IMDA) IMDAは、シンガポールにおいて情報通信技術(ICT)やメディア分野における政策立案・推進を行う機関です。IMDAでは、子ども向けのICT教育プログラムを提供しており、プログラミングやゲーム開発、デジタルアート制作など、ICT分野に関するスキルを身につけることができます。

以上が、シンガポールでのSTEAM教育の具体例です。シンガポールは、STEM分野における教育環境が整っていることから、STEAM教育においても先進的な取り組みが行われています。

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